トイレつまりの症状
普通に生活しているとトイレを利用するかと思いますが、水を流す際に様々な理由でトイレがつまってしまう事があるかと思います。
トイレがつまってしまった際の主な症状としては、
- 何もしていない状態でトイレの水位が低い
- 水を流した後、水位が高くなって時間をかけて水がひいていく
- 水を流した後、異音がする
といったものが挙げられます。特にトイレを利用していない、またはトイレを利用して時間が経っているのにトイレ内の水位が低い場合、トイレがつまっている可能性があります。また、水を流した際に中々水位が下がらなかったリ、ゴボゴボといった異音がする場合はトイレがつまっている可能性が高いです。
水が流れずそのまま放置してしまうと、トイレの故障の原因になったり異臭発生の原因となったりしまいますので、早急に解消する必要があります。
では、なぜトイレがつまってしまうのか?以下でその原因や解消方法について解説していきます。
トイレつまりの主な原因8選
トイレがつまってしまう原因は主に以下の通りです。
原因① 固形物・溶けにくいものを流した
原因② 残飯を流した
原因③ 大量のトイレットペーパーを流した
原因④ 大量・大きい排出物を流した
原因⑤ トイレットペーパー以外の紙類を流した
原因⑥ 生理用ナプキンやおむつを流した
原因⑦ 猫砂を流した
原因⑧ 節水をしていた
トイレがつまってしまう原因は様々ありますが、基本的には異物や大量の紙を流してしまった場合に多いようです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
トイレつまりの原因①:固形物・溶けにくいものを流した
トイレつまりの原因でも大半を占めるのが、固形物や水に溶けにくいものを流してしまうこと。
意外とありがちなのが、トイレ掃除をした後にうっかりトイレクリーナーを流してしまいトイレを発生させるケース。従来のトイレクリーナーは水に溶けないので、そのまま水に流したい場合は水に溶けるトイレクリーナーを使用しましょう。
他にも、ポケットの中身が知らないうちにトイレの中に落ちてしまい、知らずに流してしまってトイレのつまりが起こってしまうというケースもよくあります。
トイレつまりの原因②:残飯を流した
残飯や嘔吐物もトイレに流してしまうとつまりの原因になります。嘔吐物は物によりますが、消化しきっていなくて原型が残っている場合には注意が必要です。
居酒屋では、お客さんの嘔吐物でトイレつまりが頻繁に起こるので罰金を科してることもありますよね。
トイレつまりの原因③:大量のトイレットペーパーを流した
トイレットペーパーはもともと水に溶けやすい素材で作られているため、つまりを起こすことは少ないのですが、一度に大量のトイレットペーパーを流してしまうと溶け切らずに詰まってしまう恐れがあります。
パッケージに「水に溶ける」と記載のある他の紙類(除菌シート・トイレクリーナー・ティッシュペーパー・ポケットティッシュ)なども、大量に流してしまうとつまりの危険性があるため、避けましょう。
トイレつまりの原因④:大量・大きい排出物を流した
汚い話で申し訳ないですが、もし大量の排出物が出そうな場合は何回かに分けて流すなどして工夫しましょう。
トイレつまりの原因⑤トイレットペーパー以外の紙類を流した
トイレットペーパー以外の紙類とは、除菌シートやトイレクリーナー、ティッシュペーパー、ポケットティッシュ、その他紙類のことを指します。
パッケージに「水に流せる」と記載のある場合は多少なら問題ありませんが、記載のない場合にはトイレにはこれらの紙類は流さないようにしましょう。
トイレつまりの原因⑥:生理用ナプキンやおむつを流した
生理用のナプキンやおむつ、ペットシーツなどは水に溶けません。もしそれらの物を誤って流してしまった場合、除去するのが非常に大変になってしまう可能性があります。
慌てて流そうとして何度も何度も流そうとすると、より奥に詰まってしまい、自分では取り除くことが出来なくなってしまう可能性があります。最悪業者を呼んで作業を依頼する必要がありますので、流してしまった際は落ち着いて対応するようにしましょう。
トイレつまりの原因⑦:猫砂を流した
「猫砂」というと猫を飼っていない方にはあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、猫砂は猫用のトイレに敷き詰めて尿を固めて掃除しやすくしたり消臭したりするためのアイテムです。最近では猫砂には様々なものが登場していて、水に流せるタイプも普及してきています。
しかし、これも他のものと同様、一度に大量の猫砂を流してしまうと水に溶け切らずに詰まってしまう可能性があります。最悪トイレの故障の原因になってしまいますので、絶対にやめましょう。
トイレつまりの原因⑧:節水をしていた
これは意外と気付かない方が多いかもしれませんが、節水型のトイレの使用や節水の設定をしていたり、大便を弱い水流で流したりしているとトイレがつまってしまう場合があります。
節水型のトイレは水道代の節約やエコになるために利用者数も増えてきていますが、実際に節水型のトイレを利用してみると水の流れが悪いと感じるかもしれません。これは水を流す際の水圧や水量が少なく、流す力が弱いことからこのように感じるのです。
もし流すものの量が多かったり大きかったりする場合は、強めの洗浄力で洗浄するようにしましょう。
トイレがつまった時に自分で直す方法
ここまでトイレのつまりの原因をご紹介してきましたが、重症でなければ自分の力でつまりを解消することも可能です。自分で直すには、「ラバーカップ」を使用すると良いです。
ラバーカップとは通称スッポンと呼ばれるもので、皆さんきっと一度は聞いたことがある名前かと思います。奥に詰まったものを取るにはもちろん、自分の手を汚したくないときにも大活躍してくれます。
しかし正しい手順を知らないと、二次被害を出すことにもなりかねないので、次の正しい手順で使用してください。
手順①:トイレの止水栓を完全に閉める
トイレのつまりを直すには、まずはトイレの止水栓を完全に閉める必要があります。トイレの止水栓が開いたまま作業すると、かえって事態が悪化して水漏れが起こる可能性があります。
二次被害を防ぐためにも、トイレのつまりを直すときは必ず止水栓を閉めるようにしましょう。
手順②:汚れるのを防ぐために床に新聞紙や雑巾などを敷く
ラバーカップでつまりを直す際、床に水が飛び跳ねて汚れることが多いです。トイレの水はきれいなものではないので、衛生面を考えて新聞紙を何枚か敷いておくようにしましょう。
手順③:ラバーカップで異物を取り除く
ここでラバーカップを使用します。ラバーカップの使用方法は簡単で、トイレの便器の中に向かって押し込んで、引っ張るだけです。ラバーカップが真空状態になってそのまま詰まっていたものが引っ張られるのです。これを数回繰り返し、音がしてきたらやめましょう。
解消している可能性があるので、止水栓を開けて一度トイレの水を流してみましょう。まだつまっていたら、水位が低くなってから同じことを繰り返しましょう。
つまりが解消したら、ラバーカップはしっかりと洗って乾燥させておくようにしましょう。濡れたままでは雑菌が繁殖したり、悪臭がしたりする原因となってしまいます。
焦って何度もトイレをむやみに流すと、余計奥に詰まってしまい直すのに時間がかかってしまいます。最悪トイレ本体を交換する必要が出てきたりしてしまいますので、絶対にやめましょう。
トイレのつまりは自然に直る場合もあるけど…
実は、トイレのつまりは放置していても解消する場合があります。もしつまりの原因がトイレットペーパーや水に溶けるタイプのトイレクリーナー、猫砂などであった場合、それらのものが溶けるまで(30分~半日程度)放置すれば解消される場合もあります。
しかし、基本的に流してはいけないもの(おむつやトイレットペーパーの芯、残飯など)を流してしまった場合、放置していても溶けることはありません。それどころか放置していると余計に事態が悪化する可能性が高いです。
自分で直そうとして余計に大変なことになったり、非常に時間がかかったりしてしまうので、そういった場合は専門業者に依頼して直してもらう事も視野に入れておく必要があります。
家にトイレが一つしかない場合、それが使えない状態になってしまうと非常に困ったことになりますので、早く直したいという方も専門業者に頼むことをお勧めします。