屋外の水道(水栓柱・散水栓)について
屋外の水道には様々な種類がありますが、中でも「散水栓」「水栓柱(立水栓)」は家に1つはあるという方が多いかと思います。
散水栓とは、地中に埋められている水栓のことです。地下に埋まっている、水色や黒色、白色のボックスに入ったもので、使用時にはその水栓にホースを繋げて、洗車やガーデニング時に使用します。
水栓柱は、地下に埋まっているのではなく、地面に対して垂直に立っている水栓のことです。地面に埋まっていないので、わざわざしゃがみ込んでホースを付ける必要がないというメリットがあります。
二つとも洗車やガーデニング、水まきなどに非常に便利なものですが、外においている分様々な不具合に遭うことが多いです。以下では、その散水栓や水栓柱のトラブルが起こった際に対応する方法について解説していきます。
水栓柱・散水栓は天候や外的要因によるトラブルが多い
まず、それぞれについてトラブルの原因をしっかりと突き止める必要がありますが、基本的にこれらの水栓は外で野ざらしになっているため、天候や外的要因によって誘発されるトラブルが多いです。
水栓柱と散水栓、それぞれのトラブルの原因や対処法について詳しく解説していきます。
水栓柱のトラブル
水栓柱のトラブルの例は以下のようなものがあります。
- 寒さによる凍結
- 経年劣化
- 雨風による劣化
- ゴミが原因でつまりを起こす
- 地震などの災害による被害
まず始めに、水栓柱は散水中よりも外気に触れる頻度も高いため、凍結の恐れがあります。凍結を防ぐためには「水抜き機能」が付いたものを使用すると良いです。
水を抜くことにより、内部の水の凍結の心配がなくなるので凍結によるトラブルは非常に少なくなります。
また、上記のトラブルの中でも一番多いのが、ゴミが原因でつまりを起こすことです。砂や落ち葉、枝などが排水口に入ってしまい、それが蓄積してつまってしまう場合があります。
さらに水栓柱は経年劣化によって水漏れが起こる場合があります。特に外の気候に左右されやすいため、比較的早く劣化が始まってしまう可能性があるので、注視しておくようにしましょう。
散水栓のトラブル
散水栓は地下に埋まっているため水栓柱ほどトラブルが多いわけではありませんが、埋まっているために起こってしまうトラブルも多々あります。そのトラブルとは、
- ボックス内に雪や水、泥などがたまりやすい
- ホースを付けたまま放置できない
- 経年劣化
- 地震などの災害による被害
といったものです。
特に一番始めの「雪や水、泥などがたまりやすい」というのは非常に厄介で、特に泥などはつまりの原因になってしまいます。地面に埋まっているボックス型のため、ふたをする必要があるのですが、ホースが付いたまま収納することが出来ないというデメリットがあり、少々片付けが面倒です。
他のトラブルは基本的に水栓柱と一緒ですが、ご自宅のスペースやビジュアルの問題もあるかと思いますので、ご自宅に合ったものを選びましょう。
屋外の水栓柱に取付けられた蛇口の交換方法
蛇口であればご自身で取り換えることができることをご存じですか?以下は、その交換方法ですので是非参考にしてみてください。
症状 | 対処方法 |
蛇口内部にあるパッキンの劣化 | 新しく購入したパッキンに付け替える |
蛇口本体が破損 | 新しく蛇口購入の必要有 |
配管の劣化 | 配管技能士などの水道修理業者に依頼する必要有 |
参考サイト:配管技能士はどんな資格?難易度や仕事内容、転職に役立つかを詳しく解説
今後の安全面を考えるなら水道修理業者に依頼するのがベスト
自分で取り換えることも可能ですが、漏水の危険や、耐久面で不安が残ってしまう可能性があります。
こういった作業はすべて水道修理業者が非常に得意としているため、水回りで悩んだ際は水道修理業者に依頼することをおすすめします。水道修理業者に依頼するメリットとしては、
- 最短数十分で来てくれるフットワークの軽さ
- 見積もり無料の業者もある
- メーカーなどに依頼するよりも安く済む場合が多い
- 他の水回りの悩みも一気に解決してくれる
と様々あります。緊急性の高い場合でもすぐに駆け付けてくれるため、水道修理業者に依頼するのは理にかなっているといえます。料金面でも最近では非常に安い業者も増えてきたため、安心して利用することが出来そうです。
ご自身で直そうとして余計に症状が悪化してしまったケースは非常に多いので、そうならないためにも、自身で直せるかどうかをしっかり見極めたうえで行動するようにしましょう。