大平台温泉全景
箱根十七湯

箱根温泉は箱根山一帯に存在する諸温泉の総称で、近世期から明治中期に かけては湯本・塔ノ沢・宮ノ下・堂ヶ島・底倉・木賀・芦之湯の諸温泉が、いわゆる「箱根七湯」と呼ばれていました。
最近ではこの七湯に大平台・小涌谷・強羅・宮城野・二ノ平・仙石原・姥子・湯ノ花沢・蛸川・芦ノ湖を加えて「箱根十七湯」と呼んでいます。
箱根の温泉は総体的に新しく「箱根七湯」と呼ばれた温泉以外は明治以降の開発となっています。

■湯本温泉
箱根の玄関口。小田急の終点でもあり、駅前のみやげ物店は終日賑わっています。大きな旅館も多く日本有数の温泉場です。

■塔ノ沢温泉
箱根湯本から早川沿いに国道一号を約1km上る。標高130m。ここも箱根七湯の一つで、早川に沿って純和風の旅館が立ち並び、古き良き時代の温泉地の風情を今に伝えています。

■大平台温泉 
大平台温泉は戦国時代からの古い村落で、温泉地になる前は箱根細工の名産地でした。昭和26年地元の仲間たちによって温泉を掘り当て、温泉地として今日に至っております。

■宮ノ下温泉

箱根七湯の一つ。標高約420m。 温泉街の中心に建つ和風三層の建物が、明治十一年に外国人専用ホテルとして開業した富士屋ホテルです。 このホテル周辺には、古風な店構えの古美術店などのおみやげ屋があります。

■堂ヶ島温泉
ここも箱根七湯の一つ。 古くからの温泉地で、千仭(せんじん)の谷と歌われる早川の谷底の温泉は、川音が心地よい静寂の中にあります。
     

■底倉温泉
谷底から湯けむりが立ち上る八千代橋を渡ったところにある温泉場で、箱根七湯の一つ。 天正十八年(1590)、豊臣秀吉の小田原城責めの際に、将兵の傷を癒したと伝える「太閤の岩風呂」跡が蛇骨川左岸の川底に残されています。
     

■木賀温泉
早川の渓谷にのぞみ、新緑や紅葉の季節は特に美しい温泉場。標高440m。 江戸時代には「子宝の湯」としても知られていました。
     

■宮城野温泉
明星ヶ岳の山裾から明神ヶ岳の山腹にかけて企業の保養所が多数あります。 明星ヶ岳・明神ヶ岳の登山口にあたり、早川沿いの桜並木は見事です。 国選択無形民族文化財の湯立獅子舞(諏訪神社)は有名です。
     

■強羅温泉
強羅温泉は、箱根登山電車の終着駅で、ロープウェイにつながるケーブルカーの始発駅でもあります。大正期には別荘地してその名を知られていました。

■二ノ平温泉
小涌谷から強羅に至る県道に沿って集落が開け、寮・保養所を中心とした温泉場です。 標高550m。昭和46年に彫刻の森美術館が開館以来、美術館を訪れる人で賑わっています。

■小涌谷温泉
かつて小地獄と呼ばれ、明治6年に天皇行幸を契機に大涌谷とともに地名が変更されました。標高610m。大正時代には財閥の別荘が建てられ、昭和に入ると箱根を代表するホテル(小涌園)を中心に賑わいました。付近には千条(ちすじ)の滝や三河屋蓬莱園があります。

■芦之湯温泉
駒ケ岳の南東山麓に開かれた古くからの温泉で、箱根七湯の一つ。 標高約850m。獅子文六の小説「箱根山」はここ足之湯の旅館がモデルとなっています。 江戸時代に文人のサロンとして賑わった東光庵跡があり、精進池と国指定史跡の元箱根石仏群には徒歩10分です。

■姥子温泉
足柄山の金太郎で有名な坂田金時の姥母が、傷ついた金太郎の目をこの湯で洗ったという言い伝えから名付けられた温泉。標高約885m。 湯治の設備が残った温泉旅館もあります。

■湯ノ花温泉
芦之湯で国道一号線から分かれ、駒ヶ岳に至る道路際に位置してる温泉。 標高950m。

■仙石原温泉
大涌谷からの引き湯で開けた温泉。標高約700M。仙石原高原とも言われ、多くの美術館やゴルフ場があります。仙石原湿原植物群落は国指定の天然記念物になっています。 近くには「湿性花園」がありシーズンには賑わっています。

■芦ノ湖温泉
芦ノ湖の南岸の元箱根、箱根地区を総称して芦ノ湖温泉と呼んでいます。 箱根で2番目に新しい温泉場。標高約725m。箱根のシンボルでもある芦ノ湖畔の景色の美しさに加え、箱根の関所や箱根神社などの歴史的遺産にも恵まれています。

■蛸川温泉
駒ケ岳の西麓、芦ノ湖畔の箱根園あたりが蛸川で箱根で最も新しい温泉場。 箱根を代表するリゾートホテル(箱根プリンスホテル)があり、樹木園やゴルフ場、箱根ピクニックガーデンなどがあります。